薬剤師国家試験に落ちた学生の症例報告

こんにちは!ゴロ助です。

自分や友人の経験から、国試に落ちる学生の特徴や対策をご紹介してきましたが、
実際に国試に落ちた学生の1例報告もしてみます。

ざっくりとした内容になりますが、ゴロ助に親近感!と感じてしまったら要注意です。

目次

どんな学生だったの?

定期テスト再試を駆使して進級。卒試も再試。
授業態度わからないとすぐ眠くなり、友人のノートを借りて、ボイスレコーダーで授業を録音したものを聞きなおす。
研究室基礎系。勉強ができない裏返しから研究への想いが強め。
生活卒業発表がまとまるまで、遅くまで研究室で実験。
勉強苦手意識が強い。無謀な計画を立てがち。
能力同級生に比べ暗記が遅く、忘却が速い。
模試何もわからない問題にただ答える作業。
成績1月の全国統一模試Ⅲは、あと少しでD判定だね!とごまかせるレベルのE判定。

国試の勉強はいつからしていた?

国試の本格的な自己学習は9月くらいから、ちょろ…ちょろ…と始めたような記憶です。

大体同じくらいに自己学習を始めていた同級生も割といました。
(か、陰ではやっていたのかもしれないけど・・・)

卒試が再試だったことで、年末年始は、卒業するための勉強をしていて、
国試のみに時間を費やせたのは最後の一か月でした。

卒試は、教授が独自に考えた国試形式の問題と、過去問がまぜこぜになっており、国試対策にはなっていました。

使用していた教材は?

  • 薬ゼミの青本
  • 領域別
  • 回数別
  • 要点集
  • 今までの定期テストでわかりやすかったノート
  • 薬ゼミの授業でもらったプリント
  • 卒試の過去問

参考書はすべてその年のものを購入しています。

どんな勉強をしていたの?

物理・化学・生物

  • 青本をじっくりと読んで、分からなかったところを中心に付箋にまとめる
  • 薬ゼミの授業
  • 章末、領域別、回数別をうろうろ(どれも1周終わらず)
  • 模試
  • 卒試の過去問

薬理・薬剤・衛生・実務・病態・法規

  • 青本と要点集をじっくりと1周読む
  • いままでの定期試験の復習、薬ゼミの授業の復習
  • 章末、領域別、回数別をうろうろ(どれも1周終わらず)
  • 模試
  • 卒試の過去問

直前期は、冬休みの直前講習や、やまかけの講習を受講しました。

参考にしていた勉強方法は?

いろいろな人の勉強方法を検索して、参考にしていました。

特に真似したかったのは、同級生(6年生の4月から本格的に勉強開始。定期テスト上位・模試は常にA判定)の方法です。

①過去問をある程度解いてみて傾向を理解する→
②青本の解説部分をざっと読む→
③単元に該当する演習問題部分を解く→
④わからなかったところを中心に解説部分を付箋にまとめる→
⑤付箋を貼ったルーズリーフを分厚めのファイルで綴じ、毎日授業の空き時間に確認する→
⑥演習問題を時間が許す限り何周もする

その同級生は、青本のみで対策していました。

自分のタイミングにもレベルにも合っていないため、大幅にアレンジを加えて、結局④っぽいことをやったようなやっていないようなという結果です。

【自分に合った勉強方法】の見つけ方|合格者の勉強法を真似する前に考えるべき注意点

どんな到達度だったの?

すべての教科でふんわりとした理解、虫食い状態の暗記でした。

自分の到達度よりも、参考書を何周しないといけないとか、何時間勉強しないといけないとかに囚われて、焦り続けていました。

【目的】と【目標】の違いを知っていますか?勉強をブレずに進めるための“階層構造”と整理法

試験当日どんな感じだったの?

体調

万全だが、眠い。

「あと1問…」の誘惑に負けていませんか?国試本番で実力を出すために“今”見直したい“朝”の生活

手ごたえ

1日目は全然解けなくて、2日目の方が確信をもって選択できる問題が多かったです。
必須の時点で、「絶対落ちた」と思っていたので、2日目が意外と解けて、おや、、、?となったことを覚えています。

「もう無理かも」と思ったときに読んでほしい。──私が痛感した“諦めないこと”の重み

当日の過ごし方

試験当日は、学校で受けていた模試との違いに驚くことも多かったです。
休み時間が何の意味もなく過ぎていったのが、非常にもったいなかったなと思います。

【試験直前・当日の過ごし方】1時間の密度を最大化するために、“今”できる準備

薬剤師国家試験 【模試】と【本番】の違い|私が驚いた“思わぬギャップ”とその対策(おすすめ!!)

結果

合計点で10点弱足らず不合格(必須の足切りは無し)
結果の紙を捨ててしまったため、詳しくわからずすみません…

不合格の原因は何だと思う?

私が思う不合格の原因はこちらに詳しく書きました!

薬剤師国家試験に【落ちる学生】の特徴10選

過去問から20%出題されるのに、過去問対策をしていなかったのも大きいと思います。

今さら聞けない薬剤師国家試験の基本のキ

卒試が再試になることもなるべく避けた方がいいと思います。
また、免許が必要ない就職先だったことも、要因になっています。
同じ気持ちの人は、ぜひこちらをご覧ください。

免許は必要ない?そんな人こそ知っておきたい“合格の価値”と“不合格で失ったもの”

結果不合格だったものの、諦めの中でぼんやりと1か月勉強して、
E判定からあと10点弱で合格という位置まで行っていたため、
現役生の環境のメリットを甘く見ていたとも感じています。

【現役生だけ】が持つ“最後の爆伸び”の理由 |薬剤師国家試験は現役受験が有利?

結果を知った時はどうだった?

自己採点システムでは、合格ラインにいるように見えたので、若干期待もしていましたが、
E判定から諦めながら過ごした1か月だったので、やっぱりなあといった感覚でした。

結果が出る際に、やって良かったこと、やらなくて後悔したことはこちらにまとめました!

薬剤師国家試験に落ちた後に「やってよかったこと」 「やらなくて後悔したこと」

その後の人生への影響

私は国試を諦めないという選択を取ったため、何をするにも、
常に「国試が不合格」という事実がずっと肩に乗っている感覚でした。

国試が不合格だったというレッテルは一生ついて回ります。
私の場合は、不合格だったことが、さまざまな選択に影響を及ぼしたことは確かです。

不合格だったことにどんなふうに向き合っていくかが、その先を決めると思います。
そして、自分なりに受け入れて進んでいくのみです。

ただ、この部分は人によって大きく変わると思います!

まとめ

試験が終わった直後は、諦めなければ合格できていたかも…という後悔がありました。

結局どうなっていたかはわかりませんが、そんな後悔が無いように学習することが大切だと思います!

一つの症例として、反面教師にしてもらえたら幸いです!!

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