薬剤師国家試験に落ちた未来の実例集~人によって違う不合格後の物語~

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こんにちは!ゴロ助です。

国試に落ちたその先の人生は、十人十色です。

不合格が及ぼす人生への影響は、自分の向き合い方で全く変わっていきます。

私は国試をすっぱり諦めていれば、全く違う人生だったかもと、
ほろ苦く感じることもあります。

私の周りにいた不合格だった友人・先輩・後輩たちの実際の未来は、
どんなもんかちらっと見てみましょう!

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免許は必要ない?そんな人こそ知っておきたい“合格の価値”と“不合格で失ったもの”

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薬剤師国家試験に落ちた社会人の1例~不合格のその先~

目次

免許必須だった内定が取り消しになった人

免許が必須の内定先だったとしても、就職が認められることもあります。

その場合、免許が不必要な作業を先に行いながら、合格まで支援してくれることも。

ここでは、合格を待ってもらえなかった人のその先を少しご紹介します。

内定取り消し後どうした?

ずっと夢見ていた職種の内定取り消しで落胆。

合格のボーダーラインにいたこともあり、4月からの予備校入校はせず。

半年間、バイトをしながら自宅学習をして、予備校代を稼ぐ。

半年後、予備校に入校し、通学して受験勉強のみに取り組んだ。

どのタイミングで予備校に入るべきなのか、いったん予備校で相談することもできるそうです。

また、1年コースと半年コースは明確に分けられていて、「カリキュラムの途中から学ばないといけない」という心配はないそうです。

1年コースで基礎からじっくりやるのか、半年コースで重要ポイントを集中的にやるのか、内容も金額も変わってくるとのことでした!

新しい就職先との出会いは?

就活は予備校のサポートもある中で行える。

国試の対策をしながら、就活を行い、学生時代とは全く違う業種を選択。

その年の国試を余裕をもって合格。

浪人仲間には、現役時代よりも国試のエキスパートになったことで、予備校の先生になる道が見える人もいたそうです。

不合格だったからこその未来もありますね。

現在はどうしている?

学生時代に夢見ていた職業とは違うけれど、非常に充実した毎日。

落ちたときは、合格だったらなと思うときもあったけれど、
今この道が自分に合っていると感じている。

実際に、なりたかった職業に近いこともできるし、やりたいことを叶える手段は一つではない。

就職は、入ってみないとわからないことも。

微妙に見えた場所も、結果とても良い場合も、その逆も往々にしてあります。
働くうえで大切な情報が、募集要項には載っていないことも多いです。

ちなみに私は、特に福利厚生(住宅手当、保険制度など)でこんなに差があるのかとびっくりしました。

免許必須じゃないけどあえて内定辞退した人

様々な事情から、いつか合格しないといけないのであれば、「今全力で合格する」という決断も重要です。

仕事との両立で合格できる人もたくさんいますが、私のように中途半端になる未来を避けることができます。

内定辞退を選んだ理由は?

薬剤師免許は絶対に持っておきたかった。

内定していた職種は、1年後でもチャレンジすることができる。

長い目で人生を考えたときに、就職における新卒のカードは強い。

この先、「今が一番若い」ということは変わらない。
最速で免許を確実にとって、新たな気持ちで就職したかった。

新卒扱いなのか既卒扱いなのか、どんなフローで就活が進むのかは、希望先によって違うようなので、よく調べてみた方が良さそうです。

新しい就職先はどうした?

学生時代と同じ職種で、当時より規模が大きな企業で就職を決めた。

現在はどうしている?

国試を引きずる必要が無くなったのが、なによりも良かったと思っている。

就活を経験した上で、改めて就活を行えたことでやりやすい部分があったり、他の選択肢もじっくり見ることができた。

1年間就職を遅らせたことは、結果としてよかったけれど、
さまざまな人生のイベントも遅れてくることは少し気になった。

とはいえ、どんな道を選んでも、誰と出会うのか、何をするのかで、様変わりすることだと思うので、今は気にしていない。

国試を気にしながら過ごし続けるのと、気にせず過ごせるのだと大きな違いがあります。

人生において、何を重視するかで道も変わりそうです。

メーカーに就職後、国試をすっぱり諦めた人

免許のためだけに大学に入学したわけではありません。
不合格であろうと、今までがあったから就職できています。

会社には、自分が想像していたよりも数多くの職種があって、評価軸もさまざまです。
就職したのであれば、合格を諦めて、仕事を頑張った方がよっぽど稼げます。

資格はどうして諦めた?

社会人になってから、国試を受けることはなかった。

国試の勉強をするよりも、仕事に直接役立つことだったり、自分が楽しめることに時間を費やしたかった。

会社独自の資格だったり、社内での異動に効果的な資格だったり、取るべき資格は他にあり、時間がいくらあっても足りないくらい。

私もメーカーで働いていましたが、仕事だけで見ると、免許は関係ない場面も多かったです。

もちろん権威性や信頼感など、あると助かる場面があったり、管理薬剤師業務をすることで手当てがついている人もいました!

現在はどうしている?

就職してから知る職種もたくさんあり、新卒ではダイレクトに就けない職もあった。

転職よりも異動の方が、希望職種につきやすいと感じたので、ジョブローテーションを活用。

通常業務で成果を出すことや資格を取ることで、自分がやりたい仕事をすることができている。

国試が不合格だったことを陰でどう思われていようが、仕事にどう向き合うか、実際どんな成果を出すかで評価は変わる。

同じ会社にいたのですが、「国試不合格」ということは、「ふーんやっぱりね笑」ではなく、「まあそんなん関係ないよね。」と言われていました。
国試を諦めることも前進なんだなと強く感じたことを覚えています。

仕事において、頭の良さ以外で重要な能力は多岐にわたります。
置かれた場所でどう輝くかは、自分次第ですね。

チャレンジし続けている人

能力にかかわらず、なかなか合格をつかみ取れない人もいます。

浪人という環境は、単純に知識をつけるだけでなく、メンタルや体力など維持し続けないといけないことが多く、非常に困難な戦いです。

落ちてからどうした?

内定先は取り消しになった。
予備校には通わず、バイトをしながら自宅で勉強をしている。

夏期講習だったり、期間が決まっている講習に参加したり、模試を受けたり自分に合う方法で予備校を活用している。

現在はどうしている?

卒業してから2度不合格になってしまったけれど、次こそは合格したい。

合格できなかったら就職する道も考えている。

その方は、とても楽しそうに働いていますし、国試に対しても前向きに取り組んでいます。

国試との向き合い方は人それぞれで、正解はありません。
自分に合った道を進んでいくことも大切です。

まとめ

「国試が不合格」ということは、人生を形づくる多くの要素の一つにすぎません。

そこから先の道は、様々な出来事や出会い、自分の努力や選択で変わっていくのだと思います。

私も、思いがけない形で変わっていく未来を、自分なりの納得を重ねながら進んでいきたいです。

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