腹をすえると、合格が決まる

当ページのリンクには広告が含まれています。
目次

覚悟をきめたら、自然と動けたことありませんか?

もう逃げない

と決めた瞬間に、重かった足が自然と前へ進む。

それまで寄り道しがちだった勉強や仕事も、まっすぐ進めるようになる。

そんな経験ありませんか?

それと同時に、

覚悟を決めたいのに動けない

もう決断すべきタイミングなのに迷ってしまう

覚悟を決めるまでがとっても難しいですよね。

不合格の未来なんてありえんくらいでいい
薬剤師国試 合否を分けるたった一つの【決定的な要素】

覚悟を決めるって難しい

覚悟を決められない自分は、優柔不断なように思えますが、正常な葛藤だったりします。

リスク回避バイアスが働いているのかも

脳は「得をすること」よりも「損を避けること」に敏感に反応します。

たとえば、

「挑戦して成功するかも」よりも、「挑戦して失敗するかも」という方が、心の負荷が大きいのです。

覚悟とは、「損失を背負うかもしれない未来」に一歩踏み出すこと。

脳が、本能的に怖がっているのかもしれません。

セルフハンディキャッピングなのかも

テスト前に掃除をしてしまったり、漫画をちょっと読んでしまったり、

今回勉強してないんだよねー

って宣言してみたり、、、

何かに挑戦するときに、失敗の言い訳を事前に用意する行動を、「セルフハンディキャッピング」と言います。

こうして、失敗した時は自尊心を守り、成功したときは自己評価を高めることができます。

もし、覚悟を決めた方が勉強できると思うのに、覚悟が決めていないなら、

あとで全力を出していなかったと無意識に言い訳するためかもしれません。

選択が多すぎることも決定できない原因になる
勉強法を探し続ける人へ。不合格にならないための3つの方法

覚悟を決めると世界が変わる?

覚悟を決めたときの変化

覚悟を決めると、行動に「ブレない軸」が生まれます。

  • 迷ったときの判断基準が「やる・やらない」ではなく「やる前提」に変わる
  • 他人の目よりも“自分が自分にどう見えるか”が気になるようになる
  • 行動に意味が生まれ、納得して進める
  • 一つひとつの行動の優先順位が明確になる
  • 勉強や仕事の中に自己肯定感が生まれやすくなる

こんなふうに、覚悟に沿った行動が生まれます。

覚悟を決めたとき、「理想の自分」と「現実の行動」が一致するように動き出せるのはたまたまなのでしょうか?

一貫性の原理がはたらいているのかも

一貫性の原理とは、一度決めたことや発言に矛盾が発生しないよう行動することです。

よくマーケティングで使われている心理だったりします。

飢餓対策のチャリティーとしてクッキーを売るイベントがあった時、

クッキー買いませんか?

とそのまま尋ねるよりも

お元気ですか?

と、まず挨拶をすることで、クッキーの購入率が上がるという実験があります。

元気です

と答えると、自分が“良い状態”であるという宣言になったり、

“自分が恵まれている”という認識に繋がり、

行動を一貫させるためにクッキーを買うと考えられています。

自分が良い状態で恵まれているのに、クッキーを買ってあげないなんてひどい…ってなるのかも

ストレス負荷が強いと行動を一貫させることが難しいようですが、

「絶対に合格する」と覚悟をきめれたら、自然と合格するための行動を優先するかもしれません。

覚悟を決めなかったのはやらずに後悔したことの一つです。
薬剤師国家試験に落ちた後に「やってよかったこと」 「やらなくて後悔したこと」

認知的不協和をコントロールできるようになるのかも

矛盾した考えや行動に不快感を持ち、それを解消しようとする理論認知的不協和というそうです。

不快感をもつと、考えを変えたり、行動を変えたり、優先順位を変えたりします。

たとえば、「合格したい」という認知があるのに、「勉強していない」という行動のとき、

矛盾が生じて、「来年でいいかもしれない」という逃避的な思考をしたり、

「本気は出しすぎるとよくない」と合理化しようとしたりしてしまいます。

そんなとき、「合格したい」ではなく、「絶対に合格する」という認知であれば、

矛盾を解消する力が、認知の逃避や合理化ではなく、合格するための行動に変えるように働きそうです。

ブドウとキツネの話は認知的不協和の話でもあるらしいです
なんで「他人の成功」って「自分の失敗」みたいに感じちゃうんだろうね。

自分へのコミットメントなのかも

目標を誰かに宣言することで、達成率があがることコミットメント効果として知られています。

覚悟はある意味、自分自身への宣言にもなります。

また、覚悟は自分でするものなので、自律性(自分で選んでやっていると感じること)も満たされそうです。

外的動機(誰かに言われたもの)ではなく、自分で選んだ決断の時、人はより粘り強く頑張ることができます。

自律性が満たされるのは内的動機に重要です
やる気がでないのはただの“状態異常”!やる気が出ない本当の原因と対策

覚悟を決めるために

腰が重くなりがちな「覚悟」はどのように決めればよいのでしょうか?

完璧にこだわらない

覚悟を決めることは、未来を予知した完璧な決断である必要はありません。

その時に最善だと思うものを決断したとしても、変化に応じて軌道修正してもよいのです。

あらゆる未来が想定してしり込みし、何もできないという事態に陥らないようにしましょう。

期限を設ける

いつまでに決断するか、締めきりを設けることも有効です。

情報過多な世の中で、完璧な情報が手に入ることはありません。

情報を区切れないのであれば、時間を区切って、最善の決断をしていきましょう。

直感も大切に

明らかにデメリットが少ない選択を決断しようとしても、なんだか違う気がすることがあります。

論理的に考えるだけではなく、感情的にも納得できる選択をすることも時に必要です。

過程を楽しむ

常に正しい道に進めるとは限りません。

それでも、覚悟を決めた先に、新しい経験や出会いがあります。

過程も楽しめる心の余裕があると、どんな結果になっても、学習の機会として、充実した時間となることがあります。

自己効力感を上げることも重要です。
「どうせムリ子」から「やればできる子」になる方法|自己効力感の高め方

余計なこぼれ話:誰かに応援してもらえる覚悟をするときに…

これは、もしかすると多くの人にとって“当たり前”のことかもしれません。

覚悟が必要になる瞬間

人生では、何度も「覚悟」が必要になる場面が訪れます。

転職、結婚、マイホーム、子ども、家族関係や人間関係の見直し——

選ぶときも、選ばないときも、あるいは選べなかったときも、

前に進むには“自分なりの覚悟”が必要になることがあります。

そして、人生に重要な覚悟ほど、誰かと一緒に足並みをそろえて決めたいと感じることも多いものです。

お世話になったからこそ、私の選択に納得してほしい

ずっとそばにいたからこそ、背中を押してほしい

そんな思いを抱えながら、誰かに「応援してもらえる形」で覚悟を固めようとする場面もあるでしょう。

応援してもらえる覚悟の現実

たとえば、こんな話を聞いたことがあります。

自分の夢を叶える進路を現実的でないと反対され、夢を手放す覚悟をした。

条件が合わない相手だと家族に結婚を反対され、説得を重ねてようやく認めてもらった。

子どもに恵まれない可能性があり、親と一緒に“子ども(孫)のいない人生”を受け入れようと模索している

どれも「誰かのために、自分の覚悟を整える」という選択です。

忘れられてしまう「覚悟までの過程」

そんなとき、ひとつだけ気をつけたいことがあります。

それは、「同じ経験をしていても、同じ記憶を持っているわけではない。」ということです。

人は、自分の意に反した出来事はよく覚えていますが、自分にとって“都合がよかったこと”は、案外あっさり忘れてしまいます。

たとえば、

  • 夢をあきらめた人は、その苦しみを覚えている。
  • 反対された人は、納得してもらうまでの努力を忘れない。

けれど、反対していた側は、

そんなこともあったっけ

と、いつしかその過程を忘れてしまうかもしれないのです。

誰かのために。自分のために。

そうした“すれ違い”に、後から心がチクリと痛まないように。

そして、誰かの心をチクっとさせるような関わり方をしないように。

「応援してもらえる覚悟」をするときには、

自分自身の気持ちを見失わないことも、とても大切です。

誰かのために選んだ道でも、「自分が納得できる形」で選べたのなら、その覚悟は後悔になり辛いです。

覚悟するために、誰かの納得を得るために尽力し、その過程を乗り越えて、まっすぐ歩くこと。

それはとても価値のある経験です。

そして、そんな過程を忘れてもらえるほど、「ちゃんと納得してもらえた」なら、それもまた幸せなことです。

ただ、それでも最後に残るのは、

「自分の心に、どんな記憶が刻まれたか」

だからこそ、誰かのために選ぶ覚悟も、自分の声とともに整えていきたいものです。

レンズの意識で楽になることもある
レンズを意識したらちょっと楽になったお話

まとめ

覚悟は単なるやる気ではなく、自分がどうありたいか立場を選ぶことのような気がします。

そして立場を決めると行動が変化していきます。

簡単には覚悟を決められないですが、覚悟を決めてしまえば、変わる未来がそこにあります。

リンクのコピー
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次