こんにちは!ゴロ助です。
この記事では、私が学生時代に10点弱足りず薬剤師国家試験に不合格となった経験をもとに、
「これが薬剤師国家試験に落ちる原因になったのでは」と感じた要素
についてご紹介します。
落ちる人の特徴が気になっている人や、反面教師にして落ちたくない人の悩みに答えます。
取り上げるのは、
『成績が伸びる人』の
「合格が危ぶまれる特徴」
・・・というよりは、
『成績が伸びない人』の
「“ギリギリ合格”するか“不合格になるか”の分かれ目の特徴」
に近いです。
以下の3つの視点から10個の特徴をまとめました:
こちらの記事では、体調管理の観点から、1つご紹介します。
勉強方法(7つ)
メンタル(2つ)
⑧テスト形式へ苦手意識ができていた
⑨諦めを強く感じてしまった
体調管理(1つ)
⑩体内時計が合っていなかった この記事です
はじめから読みたい方はこちら

いくつかの要素が重なったとき、結果的に「落ちるパターン」につながりやすいと感じた特徴です。
夜型生活が試験本番でのパフォーマンス低下を招く。
- 夜遅くまで勉強する生活を続けると、本番の朝早い行動に身体が適応できず、集中力が落ちやすい。
寒さや環境の変化も集中を妨げる要因になる
- 2月の寒い朝に外で待たされることで、体温調整の乱れが起こり、眠気やぼんやり感につながる。
体内時計を整えることが本番対策の一環
- 試験時間に合わせた生活リズムを事前に作ることで、当日の集中力やパフォーマンスを最大化できる。
⑩体内時計が合っていなかった

そうなってしまう背景
国試が近づくと、授業もなくなり、自分のペースで生活できる時間が増えてきます。
その中で、「少しでも長く勉強したい」という思いから、
つい夜型生活になってしまう人も多いのではないでしょうか。
夜中まで勉強を続けるうちに、
いつの間にか「夜に集中するリズム」が定着してしまいます。
良くない理由
模試程度であれば、多少の夜型でも実力を発揮できるかもしれません。
しかし、本番は違います。
試験当日は、電車の遅延を避けるために、
普段より1時間ほど早く行動を始めることが多いです。
つまり、「いつもより早く起きて頭を働かせる」ことが求められるのです。
また、2月の朝は雪が降るときがあるほど厳しい寒さです。
早めの電車で行くことを優先した結果、
試験会場の開場時間前に外で待つこともあります。
寒さと眠気が重なると、あたたかい室内に入ったあと、
ぼんやりとした状態が続き、集中しづらくなることがあります。
ゴロ助の経験談
私はもともと朝が苦手で、夜遅くまで勉強し、
朝はギリギリに起きる生活をしていました。
そのため、国試当日も早起きが負担になり、
教室に着いても頭がはっきりせず、
少し眠気を感じていたのを今でも覚えています。
緊張しているはずなのに、試験直前のあの独特な空気の中で

ちょっと眠いかも・・・
と感じていた自分がいました。
対策案
本番で力を出し切るには、当日のスケジュールを想定した体内時計を整えることが不可欠です。
- 起床・就寝時間を早めの行動を加味した時間に合わせて調整する
- 朝の寒さに慣れておく
- 室外と室内で快適に過ごせる服装を事前に準備する
規則正しい生活は、健康な生活にもつながります。
私が合格した年は、夜にやりたい勉強があっても、
しっかり朝起きれることを優先して就寝していました。
「眠いけど頑張る」ではなく、「しっかり寝て、朝からベストを出す」。
これが結果的に、一番効率のいい勉強だったように感じます。
総括
ここまで、学生時代に薬剤師国家試験に落ちてしまう人の特徴についてお伝えしてきました。
どれも一見、「当たり前」のように感じるかもしれませんが、
実際には意識していてもなかなか本質的な改善が難しい課題です。
私の個人的な意見ですが、「現役での受験」は、
本来、それだけで大きなアドバンテージがあります。
毎年、既卒者の合格率はおおよそ4〜5割にとどまります。
この数字には、いわゆる“記念受験”のような人たちも含まれているとはいえ、
それでも厳しい数字です。
大学受験の世界でも、



現役生は最後にグッと伸びる



浪人生は成績維持が精いっぱい
と言われますよね。
もともと成績を大きく伸ばしきれなかった人が既卒層には多く含まれている、
という“地力”の差もあるのかもしれません。
でも、本当にそれだけが理由でしょうか?
私が強く感じるのは、「現役生だけが持つ特別な環境とエネルギー」が、
成績を爆発的に伸ばす後押しになるということです。
6年間ともに勉強し、実習し、試験を乗り越えてきた同級生たちは、
たとえ普段あまり話さなかった仲間であっても、
ある意味“戦友”のような存在です。
卒業試験が終わったあとの短期間に、
その仲間たちと一丸となって国試に向けて全力で勉強に取り組む。
この「熱量」と「連帯感」は、既卒ではなかなか得られない、
現役ならではの貴重な環境です。
だからこそ、ここまで紹介した“落ちやすい特徴”をひとつひとつ見直しながら、
現役生の持つアドバンテージを最大限に活かしてほしいと心から願っています。