【現役生だけ】が持つ“最後の爆伸び”の理由 |薬剤師国家試験は現役受験が有利?

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要点集

既卒者の合格率は、現役生と差がある。
合格には精神的な安心感や持続的なやる気が重要。
現役生は自然と努力を続けられる環境が整っており、それが大きな強みとなる。
既卒生も工夫次第でさらに伸びる。

目次

はじめに:現役生と既卒生の合格率に差があるのはなぜ?

こんにちは!ゴロ助です。

薬剤師国家試験の既卒者の全体合格率は、ここ数年およそ40%程度にとどまっています。
(国立は50%程度、私立は40%程度)

中には“記念受験”のような層も含まれていることなどを差し引いても、厳しい数字です。

この傾向は、大学受験の世界でも同様で、

現役生」は最後にグッと伸びる

浪人生」は成績維持が精いっぱい

という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

“もともと成績を大きく伸ばしきれなかった”という学力面の差(いわゆる地力の差)もあるかもしれません。

でも、本当にそれだけが理由でしょうか?

既卒での受験も経験した私が強く感じるのは、
「現役生だけが持つ環境とエネルギー」が、
成績を爆発的に伸ばす後押しになるということです。

現役生だけが持つ「環境」と「エネルギー」

国家試験直前の時期、周囲を見渡せば──
6年間ともに学び、実習をこなし、試験を乗り越えてきた仲間たちがいます。

たくさんの瞬間を積み重ねることで、たとえ普段あまり話さなかったとしても、

「同じゴールを目指す“戦友”」のような存在に変わります。

その戦友たちと一丸となって国試に向けて全力で勉強に取り組む。

そして、

戦友たちが当たり前に勉強している中だからこそ、
勉強していないことを強烈に不自然に感じられる。

この「熱量」と「連帯感」は、現役ならではの特権です。

実際の社会人と学生の具体的な違いはこちら
【社会人受験と学生受験の違い】働きながら薬剤師国家試験に挑む前に知っておきたい6選

受験は単なる個人戦ではない

合格には、時間の使い方や勉強方法の種類も大切です。

でも、

モチベーションが保たれること
そして、
安心感の中で努力を積み重ねられることもまた、非常に重要です。

既卒になると、仲間との繋がりはどうしても薄れてしまいます。

そのため、モチベーションの維持が難しく、自分を律する力、孤独に耐える力が必要になります。

一方、現役生は、仲間の「熱量」と「連帯感」で、

  • モチベーションが自然と湧きやすい
  • 仲間から刺激や情報を得やすい
  • 安心感の中で努力できる
    ・・・・

こういった、“自然と努力を続けられる土壌”が整っています。

それこそが、成績を最後に一気に伸ばせる現役生ならではの強みです。

そんなこと?って思いがちな部分ですが、
当たり前に思ってるものの価値ってわかりにくかったりします。

環境に関係なくモチベーションを継続するコツはこちら
やる気がでないのはただの“状態異常”!やる気が出ない本当の原因と対策

完全に妄想にすぎない話

国試の出題委員の先生は、大学の教授たちも参画しています。

その先生たちが国試に出る場所を教えてくれることは絶対にないですが、

なんだかんだ好みや癖は、定期試験や卒試からかすかに匂っている可能性があります。

無意識でもそれを解いていたら、記憶にも残っていることもあるかもしれません。

自分の大学が出題委員に参画していなくても、

それなりに大学側がもつ今までのデータ等から、定期試験や卒試を作ってくれている先生もいるはずです。

(自分の好み一色の先生もいると思うけど…)

予備校も絶対的で圧倒的なデータを持っていますが、受動的に教えられる情報と、自分が能動的に解いた情報では、記憶定着にも差が出そうです。

妄想にすぎないですが、そういった環境も影響しているかもしれません。

出題委員の先生についてはこちら
今さら聞けないけど知らないとマズい薬剤師国家試験の基本のキ

まとめ

現役で国家試験に挑戦できる「今」というタイミングは、
そのままで最大のアドバンテージです。

「気持ち」と「環境」の勢いが、現役生の背中を押してくれるはずです。

どうかその力を信じて、仲間たちと一緒にラストスパートを駆け抜けてください。

もちろん既卒の人は、現役時代の環境こそはありませんが、
国試に向き合ってきた時間は現役生に負けません

着々と成績を上げ、全員で合格をつかみ取りましょう。

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